体験談 医療通訳入門プログラムを受講して 、<2009年/11月度>
E.Nさん
私がこのプログラムに参加した動機は、自分の職業に学んだ英語を活かしたいと思ったからです。私は日本で助産師として働いていましたが、外国から来られた患者さんと接するたびに、英語力の重要性を感じていました。今回カナダで英語を学ぶ機会を得ることが出来、しかも運良くこのプログラムに出会いました。
レッスンは医療英単語の学習のみでなく、それを使ったよく目にする場面のロールプレイなど、とても実践的な内容でした。医療英語の範囲はとても広く、また症状を説明する英語力も要求されるので、とても大変でしたが、良い経験になりました。講師の先生も興味深い講義をしてくださり、またコミュニケーションでは個人にあったアドバイスをしてくださいました。実際に医療通訳をしている方がレッスンをしてくれること、そして少人数で濃い内容を学べることがこのプログラムの特徴だと思います。
3週間のレッスンの後、5週間のインターンシップをさせていただきました。診察の際には見学の機会も与えてくださり、レッスンで学んだことが医師と医療通訳者とのやり取りの中で聞き取ることが出来ました。様々な症状を簡潔明瞭に表現する医療通訳の方の姿勢はまさにプロフェッショナルだと思います。さらに、クリニックから専門医を受診する患者さんにも同行させていただき、より専門的な会話のやり取りを聞くことが出来ました。レッスンで学んだ単語や診断が出てくるたびに、頭の中で散らばっているものが初めて一つになる感じを覚えました。会話の中で分からなかった単語が出てきた時も、後で医療通訳者の方に質問すると丁寧に説明してくださいました。ドクターやMOAの方もとても親切ですし、良い環境で医療通訳という扉を開くことが出来たと思います。
もう一つのインターンシップは薬局にてさせていただきました。薬剤師の方も普通のスピードで会話をしているので、この英語環境は大変良かったです。複雑な業務を手伝うことは出来ませんが、薬剤のカウントや調合など、簡単なものを一緒にさせていただきました。
5週間もあると思ったインターンシップでしたが、終わりを迎えると5週間しかなかった、そう思えるくらい楽しく、毎日がとても充実していたと思います。もちろん日本とカナダの医療事情は異なる点があり、驚く部分もありましたが、新たな世界を知るきっかけになったと思います。
今回のプログラムを受講して、医療通訳者になるには簡単な道のりではないことに気付きましたが、同時に医療通訳者の重要性を強く感じました。カナダに来てから自分の将来について考えることが何度かありましたが、このプログラムを受講して将来像がさらに明確になったような気がします。大げさですが、人生に何度訪れるか分からない転機をカナダで迎えることができました。さらに、もっと勉強したいというきっかけを与えてくださったこのプログラムをはじめ、インターンシップの機会を与えてくださったクリニックの院長先生にも本当に感謝してます。
体験談 医療通訳入門プログラムを受講して <2009年/10月度>
N.Kさん
私は日本で手術看護師として9年間働いていました。日々病名、術式や部位などで医療英語とは身近だったものの、すぐ忘れてしまったり、正式な発音では読んでいませんでした。
しかし、このプログラムを受講する中で、体の部位の名称や内臓の名称などを発音、つづりも含めて楽しく覚えることができました。Mark先生のおっしゃっていた「五感を使って覚える」というのは、本当に効果的だったと思います。
プログラムの後、インターンシップがはじまりました。クリニックでのインターンでは、患者さんをお迎えするところから診察終了まで関わることができたことは、本当によい経験でした。カルテを受付に出したり、患者さんに問診表記入の説明をしたり、診察室に案内したりと細かく実習をさせていただくことができました。手術室でしか働いたことの無い私にとって、一連の流れに関わることができることは、学ぶことが多かったように思います。
患者さんの了承が得られれば、診察を見学させていただくことができ、プログラムで学んだ単語がたくさん出てくるので、とても理解しやすく勉強になりました。また、薬局への電話やカルテの準備、整理など、本当に色々な仕事をさせていただいたことにたいして、感謝しています。
薬局でのインターンもさせていただくことができました。1日3時間の研修では、処方された薬を指定数カウントしてケースに入れたり、レジをやらせていただいたりと、いろいろな仕事に携わらせていただきました。薬剤師の方々やスタッフの方々みなさん優しく、私の英語での話し相手になっていただいたりと、英語の練習にもなりました。私もどんどん話していこうと決め、1日一つのテーマを決めて、スタッフの方たちに話しかけていきました。大変で緊張の連続でしたが、貴重な経験をさせていただいたと思います。
医療通訳プログラム/薬局インターンを終えて <2010/5月度>
W.Yさん
今回、私がこのプログラムを受講しようと思ったきっかけはMainland Clinicに受診したことのある友人からの紹介でした。幸い、私はカナダ滞在中に病院にかかることがなかったのですが、日本で薬剤師として働いていた私はカナダの医療事情に興味があったのでこのプログラムを受講することに決めました。
このプログラムで私が特に関心があった点はインターンシップです。インターンはクリニックと薬局を選択できるようになっており、私は薬局での業務を主に体験したかったので全日程を薬局で体験させていただきました。ただ、私がインターンをするにあたって1番不安に思っていたことは、英語力です。勤務なさっている薬剤師、テクニシャンの方も、患者様も、もちろんすべてコミュニケーションは英語なので、英語が得意ではない私にとっては正直やや苦痛な時もありました。しかし、主に教えてくださった薬剤師/テクニシャンの方が、すごく親切な方でいろいろなことを分かりやすく説明してくださったので英語の面での心配は徐々に解消されていきました。
私がインターンを体験させていただいたのは、Pharmasaveという薬局で、日本でいう調剤併設ドラッグストアのようなタイプのところでした。日本との細かい違いはたくさんあるのですが、1番の大きな違いは薬剤師テクニシャンがいるということです。日本には現在、テクニシャンという資格はないので薬剤師が調剤業務・服薬指導業務両方を担っています。しかし、カナダではこの業務をそれぞれが分担しています。私が体験させていただいた薬局は小規模の薬局だったため、薬剤師さんもたまに調剤業務をすることもあったのですが、処方箋枚数が多い薬局になると完全に分担していると伺いました。このシステム自体は日本にいる頃から知ってはいたのですが、実際経験してみてすごく効率よく業務をまわしているという印象をうけました。
私は3週間のプログラム/インターンでしたが、現場に入ってみないと知りえないことをたくさん経験することができ自分にとって大変価値のある体験をさせていただきました。今後、日本で再度働く際、多少なりとも不安を持っているであろう海外からの患者様の力に少しでもなれるように、今回学習したことをベースに継続して学んでいきたいと思ってます。
最後になりましたが、通訳時のエピソードを交えながら楽しく授業をしてくださった医療通訳者のYoshieさん、薬局インターンを受け入れてくださり、ひとつひとつ丁寧に教えてくださったPharmasaveのみなさん、本当にありがとうございました。